Literary Machine Nº9

文学と音楽、ロンドンの陸地で溺れる税理士

数弱ちゃんのここまでの流れと9月の予定

緊急事態宣言下で引きこもって仕事していたら急にデータサイエンスに興味を持ち始めた男、ろきんです。 税理士がAIに負けるなら、AIに降ればいいじゃないのという発想でおります。 出会って3秒で土下座して寝返るのがDX時代の処世術と信じてる。

トチ狂ってからの流れを振り返るとこんな感じ。

5月

仕事の都合でVBAを勉強しようと思い、Udemyを始める。Python良さそうじゃんとか。テレワークが心地良すぎて、在宅ジャンキー化が止まらない。永遠のテレワークを目論むうちに、最もsexyな職業に選ばれたデータサイエンティストに興味を持つ。sexyには目がないからな、僕は。

Udemyのキカガクの講座で機械学習の実装体験をして、おもしれー!ってなる。

6月

統計学をちょろちょろ勉強し始めるが、数弱のままでは浅瀬での水遊びしかできないという現実に直面した。その限界はデータサイエンスも同等かそれ以上に凶悪であると思い知って絶望しかける。

データサイエンティストには2種類あるらしいんだ。

  • 大京大理系院出身で、遠洋漁業でマグロ釣ってる優秀なデータサイエンティスト
  • データサイエンティストと名乗っているが、釣り堀でワカサギ釣ってる雑用の人

前者は無理だし、後者は厭だ。おれにも沖合でイワシくらいは釣らしてくれよ!

Khan Academyという学習サイトのおっさんの授業がことに面白く、数弱のくせに血迷って数学(Algebra)を開始。 中学レベルの代数学からなのでさすがに結構分かって楽しかった。英語のリスニングの勉強にもなるし、とか。 そして7月にかけてAlgebra 1と2を終える。やればできるかも?という感覚を得る。

7月

ディープラーニングG検定を受ける。Google検索力検定という異名は伊達じゃない。合格してました。

数学をガッツリやることを決意し、高校数学のカリキュラムに移行。数学IAから地道に始める。因数分解くらいは覚えているもんだね。 完全独習は辛かったので、無料公開されているトライイットのわけぇ兄ちゃんの動画で学ぶ。三角比と愛し合う夢を見る。 理解すればいいか〜と軽い気持ちだったけど、問題演習をしっかりこなさないと理解や知識の定着ができないと思い、参考書迷路にin。 なんとなく黃チャートを買ったり、基礎問題精講(これ武田塾とかいうところがガチ推ししているけど解説が「強い人向け」じゃん)を買ったりしたが、演習から逃げてトライイットの動画を優先していた。

8月

参考書の迷走が続くが結論、マセマ+青チャート+坂田アキラ路線で行くことにした。 トライイットの数学IIBを終えて、生まれて始めて文系数学の範囲を把握。数学IIBはおじさん講師なんだけど、Youtubeのコメント欄に「この先生分かりやすくて好き。長生きしてねおじいちゃん」ってあってビビる。 おれの親より若いぞこの先生、……ってことはおれの子供でもおかしく……ない計算? いや計算苦手なんだよ。おれ。

「文系だから数学はね……」と言い訳している輩は世に溢れていて、僕ももう2万回吐いた台詞だけど、文系数学ですら結構範囲広いし大変という事実に泣きそうになる。 お前ら文系と言い訳しながらベクトルとか知ってたのかよ……と誰かに裏切られた気分になりつつ、自分が文系未満の数弱雑魚ピだったことにようやく気がつく。 青チャートの数学IAをなんとなく一周。ただし図形、テメーはだめだ。

マセマ(はじはじ)の良さがわかり始める。おれのような「弱い人」の手に馴染むんだな。馬場敬之の話し口調のクセの感想が「うわっ気持ち悪いおっさんだな」から「このおっさん嫌いじゃないよ(好きかも)」に変わる。 積分が解けるようになったのが一番嬉しいかも。インテグラルっててっきり寄生虫だと思ってたけど、解けると積分楽しいね!」状態。 その一方で当初の意気込み・勢いが落ちてきて、一週間くらいビジネス書の読書に逃避してしまう。「これもタメになるから」それ、逃避だよ。

9月

数学IAの復習を青チャートでやりつつ、IIBは坂田本で論点ごとに学習していく予定。 来月10月には数学検定2級を受ける。範囲が数学IIBまでなのでこの数ヶ月の学習効果を測定するのに丁度いいはず。 少し数学が身についてきて、統計学もやる気になったので統計検定2級もどこかでCBTで受けよう。

10月からは、MLとかを学習させてもらえる会社のプログラムに参加できることになったので、本腰入れてがんばりまする。それまでは基礎・基礎。